「パーマしたい」方へのお手紙＃４ アウトバストリートメントって・・・
今回は「アウトバストリートメント」について
一旦、小休止してましたシリーズ
「パーマしたい方へのお手紙」
復活♪
続き いきます(^^)
前回までの復習
↓
見ていただけました？
でしたら 次へGO〜♪
今までの お手紙シリーズ 読んでいただいて
実践されて 続けていけば
いい感じで パーマができる土台ができてきてるはずです♪
例えば
髪を伸ばして 希望のパーマスタイルをあてたい！という方。
まだまだ伸ばしていく過程で
普段の髪のスタイリング やりにくかったり 落ちつかなかったり
パサつきが気になったり
することもあるかと思います。
その日によって違ったりしますね。
天候、気候にも影響を受け 左右されますからね。
そんな時
簡単に髪を落ちつかせたり ツヤツヤサラサラにしてくれるのが
「アウトバストリートメント」
というもの。
形状は クリームだったりオイルだったりするんですが
濡れてる髪につけてなじませ
そのまま乾かして成分を浸透させるトリートメント。
「洗い流さないトリートメント」とも言われてますね。
これは 確かに効果抜群で
髪の質感もすごく良くなり 指通りもサラサラ。
完璧な物のように思えるのです
んが。
この「アウトバストリートメント」が
デメリットになっちゃう場合もある。
使いようによっては。ね。
例えばこんな事例が。
ヘアケアには 人一倍関心の高いお客様。
日頃から 髪をしっかりいたわるように心がけておられる。
CMで毛髪修復効果があると謳われてる
シャンプーを使い（パ◯テーン）
そのシリーズの集中ヘアパックや、アウトバストリートメントもしっかり使用。
毎日 きっちりと続けてるのに
髪の傷みがおさまった感じが 全くしない。。。
逆にどんどん扱いにくい髪になっていってる。。
乾くのが遅い。。
ちなみにお客様の髪は
黒髪 ＆ ストレートロング。
で、ノリが初見で見させてもらった時の
診断結果。
いろいろ もろもろ
つけ過ぎーー！
そんでもって、取りきれてないから
蓄積されて、よくない状態に。。(>_<)
髪の毛の指通りや手触りを
サラサラに感触を柔らかくしたりするのは
髪表面に付く「皮膜成分」というもの。
これが ダメージしてめくれたりしたキューティクルを包んで
見た目や手触りを良くしてくれるのです。
でも、いくらサラサラツヤツヤにしてくれる「皮膜成分」でも
つけすぎると ただの・・・
「油コーティング」だと思うんですよね。
参照記事↓
しっかり付けてるのに状態がよくならなかったのは
過剰に付きすぎで乾かなかったり
それによる油ぎしみを起こしたりしてたんだと思われます。
この事例（実話） からも思うのですが
やはりお客様って自分の髪の状況、状態を
完璧にわかってるわけではないんですね。
これは当たり前のことなんですが
自分の理想的な髪の状態、またはデザインになるために
何が必要で なにが必要ないか。
僕たち理美容師が正しくアドバイスしなければならないことです。
前記した お客さんの言葉で
「髪の傷みがおさまった感じが、全くしない」
というのも
最初聞くと そんなにダメージしてないのになぁ～？となりましたが
よくよく聞いて診断していくと
コーティングしすぎによる引っ掛かりだとか、皮膜でネタつく感じだったりとか
そういった状態、感覚を お客さんは「傷み」と表現したようで。
こういう読み取る力も絶対大切だな と思った次第です。
で こういったもろもろ付け過ぎによる重たい髪。
それに「パーマをあてたいなぁ～♪」
なんて言われても・・・
↑（心の声ねwww）
してあげたい気持ちは山々なんですが
こういった理由で、今の状態ではできないんですよ。
イメージ通りにならないといった方がいいかも。
まずは今の髪の状態を理解してもらい
過剰な皮膜成分を取り除く事をしなければいけないです。
少しづつ期間をかけて元の状態に戻していく。
最低一ヶ月ほどは僕がお勧めするシャンプーを使ってもらい
余計な皮膜のない状態にしてからのパーマ施述となります。
そうしないと
もし仮に、過剰な皮膜がついた上からパーマをしても
髪がコーティングされて薬剤が効きにくい。
↓
無理に効かせるために強い薬剤を使う。
↓
余分なダメージが髪にかかる。
↓
皮膜の重さでパーマのカールがだれる。。
↓
きれいなパーマスタイルにはならない。。
と なってしまうんです。
どんな物も 使いようが大事。
このように 万能に思えるアウトバストリートメントも
正しく使えば抜群の効果が得られますが
過剰に使うと逆効果
ということにもなりますので
きっちりと信頼できるプロの理美容師さんに相談して
今現在の自分の髪の状況を理解して
それにあったアウトバストリートメントと使用方法、頻度。
を教えてもらうことをお勧めします。
んーーー
まだまだ出てきますですね～
もうちょっと伝えたいことあるので
続くw
ってことで 今日はここまで！
最後まで見てくれて ありがとうございます♪
