髪を「濡らす」と「浸す」の違い
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兵庫県たつの市でヘアサロンをしてます「佐々木規史(ささきのりひと)」です。「ノリ」と呼んでください(^^)
ぺったんこになりやすい髪を素敵にボリュームアップ・デザインすることが得意♪
レシェルブゲストさんのビフォーアフターやヘアに関するお役立ち情報、セルフスタイリングのコツなどを更新中。たまに趣味の写真やカメラのことも(≧∇≦)
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「濡らす」と「浸す」は違う!?
またノリが変わったこと言ってるわ。
って思ったでしょ。
正解(≧∇≦)
髪の毛を「濡らす」ことと
髪の毛を 水orお湯に「浸す」こと。
似てるようでこれ
全然違う。
と僕は考えてる。
そしてこれが
ヘアスタイルを創るうえで
また、ヘアケアにおいても
とても重要な要素になる
と思ってる。
※今回出てくる言葉やイメージなど、あくまでノリの個人的な考えのひとつとして書いてるので、そのつもりで読んでいただけると幸いです(^^)
僕の中で「髪を濡らす」というのは
いくつかの段階があると考えています。
1・霧吹きなどでシュッシュっと髪を濡らした状態。
2・手でお湯をすくって髪に付け、くしゅくしゅと馴染ませた状態。
3・シャワーなどで髪全体を濡らした状態。
そして
4・⑶を2分以上続け、手でしっかり馴染ませ、お湯を髪の内部までしっかり浸透させた状態。
この4の状態を僕は
「髪の毛を水orお湯に浸す」
とよんでる。
1〜4の状態
通常、どれも「髪を濡らす」行為と
表現できると思う。
でも その結果って大きく違ってくる。
霧吹きでシュッシュっと髪の表面だけを濡らすのと
しっかりお湯をためて髪をほぐし浸透させ、
時間をかけて髪の内部にまで浸す。
この違い、めちゃくちゃ大きいと思いますよ。
水(お湯)は最高の軟化剤
髪は
水(お湯)に濡れると髪は柔らかくなり
乾くと硬く、その形で固定される
という性質がある。
これは水によって髪の毛の中の結合が離れて(水素結合)
自由に動けるようになるから。
この髪が柔らかくなった状態。ってのが
髪をデザインする上でとても重要になってくる。
しっかり髪を柔らかくしておくと
カットをする時も余計な負担をかけなくてできるし
パーマのときも、髪の曲げるお薬の浸透が良くなるし
パワーも最小限でできる。
スタイリングも、思い通りにできるし
髪のコンディションも、ツヤツヤで整ってくれる♪
これはまさに
水(お湯)は最高の軟化剤。
ということが言えると思います(^^)
ダメージは限りなく無くて、副作用も無く
そして どこでも使える♪( ´▽`)
ただ、最初に書いたように
使い方を間違っちゃうと、最大限の効果は発揮されない。
と思ったほうがいいです。
ちゃちゃっと濡らすだけ とかだと
柔らかくなった効果とか 実感はできないでしょうからね。
これはお客さんと話してても思うんですが
お家でしっかり濡らしてから乾かしてくださいね〜
って伝えてても
実際は霧吹きでシュッシュっと濡らすだけだったり
表面が濡れてるだけだったりするんじゃないかと。
それだとせっかくの”濡らす効果”が
最大限発揮されてないんですね。
そんな方をあらためてお店でシャンプーさせてもらって
しっかりと髪を浸すシャワーをし、すすぎをさせてもらったら
別人の髪のように
サラサラ、軽〜く、しなやかに♪
ダメージ感も感じられなくなる。
そんなことが以外と多いんです。
まとめ
髪の表面を「濡らす」だけじゃなくて
髪の内部にまでしっかり
水(お湯)を「浸す」。
これはもはや
ヘアケアの一種と考えてもらっていいと思います。
これにより、より一層
髪の状態が良くなり、美しい髪が維持できる♪
詳しい方法などはなかなか文章だは伝わらないので
お店に来られた時に直接 聞いてください(^^)
ちゃんとレクチャーさせてもらいます♪