表面的ダメージと内面的ダメージ【髪のダメージについて】
目次
髪のダメージ・ヘアダメージ=髪の傷み。
”髪の傷み” と一言にいっても、いろんなパターンがあると思うんです。
見た目がパサパサしてる。
指通りが悪く、引っかかる。
ボサボサ膨らむ。
などなど。。
その中で大きく分類して
「表面的ダメージ」
と
「内面的ダメージ」
ってのがあると僕は考えてます。
今回は、この二つにフォーカスして
深掘り考察してみようと思います。
一般の方が思う ヘアダメージとは?
例えば お客さんからの質問で
「このスタイルにしたいのでパーマしたいんですが・・・傷みますか?」
と聞かれたとします。
当然、パーマすると、薬品を使うので
僕の答えは「傷みますよ」ということになる。
でも、そう答えるとお客さんは
「やっぱり〜汗 やめとこうかなぁ〜。。」
ってなる。。
これ、お客さんが感じたイメージは
”パーマが仕上がったその時から、バサバサでパサパサ。指も引っかかるんじゃない。。?”
って思ってるんじゃないかと思うんですよね〜
ま、「傷みますよ」って言われたら、普通そう思うよね〜(^_^;)
確かに、髪に対して強すぎる、オーバースペックな薬品使った施述は、そうなる可能性も高くてとても危険ですが、適切に今の髪の状態を見極めて、ちゃんとマッチした薬剤や使用方法を行えば、いきなりそんな状態で仕上がることは絶対無い。
そもそも
仕上がりが「バサバサ・パサパサ」になっちゃうんだったら
パーマをあてて!と言われても
全力で断るけどね(^^;;
だって、お客さんの髪を汚くしたり、扱いにくくしたりはしたくないから。
自分の髪だったら、絶対嫌だからね。
直感的に分かる、髪が「バサバサ・パサパサ」な状態って?
直感的に「髪が傷んでるな〜」と感じる状態
それって ズバリ・・・
「髪表面のダメージ」
だと思うんです。
表面 っていうのは・・・
この図でいう キューティクル(毛表皮)の部分。
ウロコみたいな部分ですね。
ここが、水やアルカリ剤などで膨潤し
薬剤の浸透が良くなったり、形を変えやすくなったりするのですが
膨らんだり しぼんだり を繰り返してると
段々 ”キューティクルが荒れてくる” 段階に。
これが見た目「バサバサ・パサパサ」の原因です。
髪に当たる光が乱反射して、見た目もつやがなくなりパサっとしてくる。。
表面や毛先にまとまらない毛が出てきて、綺麗じゃない。。
もし、パーマやカラーしてこうなるっていうのなら
そんなのしたく無いですよね。。
もう一つの 髪のダメージ
表面的なダメージは、見た目とか触った感じとかで直感的で分かりやすいですが
もう一つのヘアダメージ
「内面的なダメージ」
は ちょっと厄介。
さっきの画像の
コルテックスやメデュラの部分がダメージして、限界を超えた場合。
内部のタンパク質などが、外に流出してしまい、スカスカになった状態ですね。
これは
濡れてる状態の時に、髪が「くたっ」となってしまう時や
指に巻きつけた髪が、元に戻らない場合なんかにそういう可能性がある。
中身がスカスカで、カラーやパーマをしてもいい結果にならない場合ですね。。
これは、髪表面がシリコンやコーティングなどでがっちり覆われてると、見た目はそれほど傷んでないように見えて、実は内部はボロボロ。。泣
なんてこともあるので、要注意なんですよね。
なので、しっかり皮膜成分を取り除いて、本来の髪の状態を把握したうえで、施術の方法、する、しないの選択が決められるんです。
ノリが言う「傷みます」の言葉の意味
カラーやパーマなど、薬剤を使う施述は
必ずダメージと引き換えに、色が入ったり、形が変わったりするわけです。
それは確実に「髪が傷む」わけですが
ここでいう「内部のダメージ」が少し進むわけで
それは色を変えたり、形を変えるための、必要最小限のダメージなわけ。
仕上がりの状態が荒れる「表面的ダメージ」がすごく進むわけではない。
仕上がりが極端にバサバサになるようなことは無い。ということですね。
きれいになるためのカラーなりパーマですから
きれいに仕上がるイメージができれば
僕もGOサイン出すし、お勧めしますが
ならないと初めから分かっていれば、たとえ頼まれても、しません(≧∇≦)
きつい言い方かもしれませんが、最終的にお客さんのメリットにならないのであれば、止めてるほうがいいと考えてますからね。
「表面的ダメージ」
と
「内面的ダメージ」
ちょっとそのイメージを持ちながら、自分の髪を診断してもらうと
できるヘアスタイルや、自分に合うスタイルが見つけやすくなると思います。
でも最終的には、信頼できる理美容師さんにしっかり相談して決めましょうね♪( ´▽`)
ってことで 今日はここまで!
最後まで見てくれて ありがとうございます♪
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