ヘアドネーションカットは簡単ではない!自然な仕上がりにするコツ
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兵庫県たつの市でヘアサロンをしてます「佐々木規史(ささきのりひと)」です。「ノリ」と呼んでください(^^)
ぺったんこになりやすい髪を素敵にボリュームアップ・デザインすることが得意♪
レシェルブゲストさんのビフォーアフターやヘアに関するお役立ち情報、セルフスタイリングのコツなどを更新中。たまに趣味の写真やカメラのことも(≧∇≦)
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実は難易度高いんです
そう。ヘアドネーションするときのカットって
実はチョー難しいんですよ^^;
なんでかっていうとね
まず条件として
「乾いた髪をゴムで結んで、パッツンと真っ直ぐに切る」
これが、ヘアドネーションする毛束を取るときの決まりなんですね。
パッツンと真っ直ぐに切った切り口って
当然のことながら「パッツン」としてますよね。
ここから自然な毛先の馴染むヘアスタイルを作るのが、とにかく難しい・・^^;
特に「直毛」の方がね
パッツンと切られると、硬く重たい主張のあるカットラインになるので
そこから自然に馴染ませるのにはなかなか大変なんですよ・・・^^;
なのでノリが、ヘアドネーションカットの時に特に大事にしてるのが
「毛束の分け取り方」
なんですよね。
切った後にしたいスタイルによって、取り方、括り方を変えてます。
この場合は、後頭部グラデーションで、表面は少し短く。ただ、その毛束の中でもさらに表面は、柔らかさと丸みを残したいので、少し毛束を引っ張り出して長さを残してます。
ちょっと「たるんでる」のがわかるでしょ?
そして、襟足は短く切り込めるので、生え際付近までゴム留め。
横は短くなりすぎないように、少し前に寄せながら留めて、表面毛束を引き出す。
この「毛束ゴム留め」
すごーく細かく分けて、部位ごとに位置や角度などを調整してするのが、一番自然なんでしょうけど
時間がかかるし、あまり効率的とは言えないんですよね
大体、僕は
後ろを3×2の6ブロック、横を1ないし2×2の2〜4ブロック
で取ってます。
髪の量や硬さ、直毛かくせ毛かでも取る毛束の量が変わってきます。
硬く直毛であれば少なめに
柔らかくくせ毛であれば多めに取っても、その後の影響は少ないでしょう。
あと、気を付けておきたいのが
「毛束をまとめると、真ん中は短く、外側は長くなる」
ってこと
束が大きく分厚くなればなるほど、短いところと長いところのギャップは大きくなりますね。
それがスタイルを作る時に邪魔にならないように注意してます。
この毛束を取り分けてゴム留め
この時点で、すでに仕上がりのヘアスタイルの形になるように、計算尽くで取ってます。
僕もまだまだ完璧とはいえず、改良の余地はあるとは思いますが
ヘアドネーションの活動をさせてもらって約5年、たくさん経験させてもらってかなり思い通りにできるようになりました(^^)
今回のゲストさんの仕上がりが
こちら♪
・After
ふんわり軽やかなショートスタイル♪
よくお似合いです〜ニコォ( ^∀^)
劇的チェンジとはまさにこのこと(^^)
しっかり毛束も40cm近く取らせていただきましたよ
大切に長い期間、自分の髪と向き合って伸ばされた
その気持ちをしっかりと汲み取って、心を込めて切らせてもらう
それがヘアドネーションカットをするときの、一番大切なことなんじゃないでしょうか。
心の想いってハサミにも乗り移りますしね(^^)
ゲストさん、ヘアドネーションありがとうございました♪
ってことで 今日はここまで!
最後まで見てくれて ありがとうございます♪♪