ロングヘアー白髪染めした髪をミルクティーカラーにできる?
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兵庫県たつの市でヘアサロンをしてます「佐々木規史(ささきのりひと)」です。「ノリ」と呼んでください(^^)
ぺったんこになりやすい髪を素敵にボリュームアップ・デザインすることが得意♪
レシェルブゲストさんのビフォーアフターやヘアに関するお役立ち情報、セルフスタイリングのコツなどを更新中。たまに趣味の写真やカメラのことも(≧∇≦)
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白髪染めした髪をミルクティーカラーにできるのか?
「ロングヘアーで白髪染めを繰り返し続けているんですけど、ミルクティーカラーってできますか?」
(ミルクティーカラーってこんな感じ👇)

これ聞かれることがあるので、ここでお答えしておきます。
まずはじめに結論から申しますと・・・
「一度ではかなり難しいです。少しずつ変えていくのがおすすめ」
ですね。

それはなぜなのか?
詳しく解説していきます。
・白髪染めカラーの原理について
そもそも「ヘアカラー」というもの
今回の場合は一番一般的な「アルカリカラー」を例にします。

このようにカラーはたくさんの色味があって、このカラーは「ベージュ」ですね
カラー剤自体はもちろんベージュの色味ですが、これをそのまま髪に塗っても、仕上がりはベージュ色にはならないんですよね。
これ結構勘違いしてる方が多いと思う
ヘアカラーは
「今の髪色」×「ヘアカラーの色」=「仕上がりの髪色」
なので、かなり「今の髪色」の影響が大きいと思ってください
これが事実。
まずはこれをご理解ください。
・白髪染めをした髪の状態
「白髪染めカラー」というのは、白髪=白い髪もしっかり染めるカラーになります。
月日が経っても白髪が白く見えてこないように、染まりが持続するように「染料を濃く」作られているわけです。
これがメリットでもあり、逆に明るくしたいときには難しくなる要因、デメリットでもあるわけです。

その状態の髪に仮に、ミルクティーカラーを塗っても
・白髪染めの染料は普通のカラーでは落ちない=髪色ほとんど変わらない
・元が濃い深いブラウンな髪なので、上からミルクティー染めてもほとんど分からない
という結果に残念ながらなるわけです。
・綺麗なカラーには「質感」も超大事
カラーというと、「色味」ばかりに気が取られますが
実は綺麗なカラーを実現するためには
「質感」
も超絶大事だと思います。
ここでいう「質感」とは
・髪のまとまり
・髪の自然なツヤ
・さらっとした自然で軽やかな
というもの
これらが整った髪だと、色味も綺麗に表現され、その人に似合うヘアカラーになります。
逆に「質感」が悪いと、どれだけ色味が正しくても、見た感じ違う色のように見えてしまう恐れがあります。
髪の色というのは、「光の反射」によって私たちの目に入って認識するので、髪が荒れてて当たる光が乱反射してると、眼に見える色も美しくなく、色も正しく認識できないことになります。

(↑このような感じだと、透明感のある柔らかな印象の色ってなかなか表現できなさそうでしょ)
なので「質感」は超大事です。
特にロングヘアーではなおさら大事。それだけ髪の面積が大きくて見る人に与える影響が大きいですからね
・ではどのようにミルクティーカラーにしていくのか?
いきなり一回では実現できないし難しいのはわかった。でもどうしてもいずれはミルクティーカラーにしていきたい!
そんな希望がある方に、僕がお勧めできる方法は2パターンあります。
① 根本カラーを白髪染めやめて、おしゃれ染めでなるべく白髪が染まるレシピでする。そして毛先は少し明るめのミルクティーカラーで染める。
この場合、毛先はほとんど色の変化が分からない可能性が高いですが、わずかながら少し明るくなってツヤ感まとまり感も出るかも。それでよろしければというパターン。
② 根本カラーをおしゃれ染めでリタッチのみカラー(毛先はそのまま)
新しく生えてきてる部分をミルクティーな色味で白髪も染まりやすいようなレシピで染める。白髪染めされてる大部分の髪は毛先から少しずつカットしていって、伸びてきたらまた根本おしゃれ染め、毛先はカット・・を繰り返していって、白髪染め部分を無くしていくパターン。ロングだと年数はかなりかかりますが
というのが僕の提案になります。
ゲストさんの髪を一番に考えて、無理なく美しく持続的なカラーをしていくのがポリシーなので、任せてもらえれば全力で素敵にさせてもらいますからね♪(^^)

ってことで 今日はここまで!
最後まで見てくれて ありがとうございます♪♪