理想のえり足デザインにしたいけどならない。。その理由は・・・?果たしてできるの?
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兵庫県たつの市でヘアサロンをしてます「佐々木規史(ささきのりひと)」です。「ノリ」と呼んでください(^^)
ぺったんこになりやすい髪を素敵にボリュームアップ・デザインすることが得意♪
レシェルブゲストさんのビフォーアフターやヘアに関するお役立ち情報、セルフスタイリングのコツなどを更新中。たまに趣味の写真やカメラのことも(≧∇≦)
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ショートで首にピタッと沿ってシュッと見えるやーつ!
ショートスタイルの首元のデザインって、すごく重要なんです。
前髪やサイド、えり足など、お顔・お肌に近い部分は、肌馴染みがよくないとヘアスタイルが浮いちゃってる感じがして、ナチュラルに見えないんですよね。。
なので、首元・えり足部分というのは、そのショートヘアーがその方に似合ってるかどうかを左右する上でも、重要なポイントになるわけです。
でも・・・
そうしたくてもなかなかできない、要望してもしてもらえないって方も結構おられるのね(泣
それはなんでなの?果たして上手く切ればできるの?ってところを、詳しく解説していこうと思います。
ちょっと辛口でまいります(≧∇≦)
・Before
まずは本日のレシェルブゲストさんご紹介。
ショートでこんな風な(赤丸ついてるところ)えり足にしたいそうなんです👇
うんうん、シュッとして綺麗な首筋に見えるデザイン可愛いですね♪
では現状見ていきいましょうか〜
で、結論は・・・
はい。まず結論から申しますと・・・
希望のようなデザインにすることはできます!
ただし
ゲストさんなりな感じでね♪
その方なりって・・なんか逃げのようなイメージの言葉に聞こえるかもですが
その方の「素材」に合わせるようにって意味で悪い意味ではないんですよ^^;
ここで知っておいてもらいたいことは
『骨格・生えグセ・髪質』は変えることができない要素
だということ。
残念ながらカットで直接首を細くはできないし、髪の毛が生えてる方向を変えることもできないのです。
カットでは、あくまで細く「見せる」ことができたり、向いてる方向の力を「緩める」ことができる。
ということなんですね。
そして
ショートにして髪が短くなると、生えグセや髪質は、その性質が強く出るようになる
例えば、えり足の髪を短く切れば切るほど、根元の生えグセ方向は強く出るし、それを緩めることが難しくなる。
柔らかく馴染む”しなやかさ”も失われるし、シュッと馴染みにくくなる。
ここら辺がカットの限界ではあるんですね。
なので、希望のシュッとしたえり足のイメージは持ったまま、ゲストさんの「素材状態」をよく見極めて、できる範囲で近くなるようにデザインしていく。
ってのが僕のできることですね。
そのためには、えり足のデザインだけを集中して作ってもダメ。
それ以外の部分、例えば「後頭部」の丸みを強調して、よりえり足にかけてシュッとしてるシルエットを作るとか、ハイライトカラーを入れて立体感を作り、トータルで素敵に見せるとか。
そういった様々な工夫で補っていくんです。
最終的には、全体を見て雰囲気で「あっあの人のショート似合ってる♪可愛い♪」って思ってもらうのが目的ですからね
ってことで、こだわった「シュッとえり足ショートスタイル」どう仕上がったでしょうか〜?
こちら!
・After
はい素敵〜♪(^^)
首元にかけてシュッと馴染む毛束感ある髪
頭の形良く見える後頭部の丸み
髪の動きがよくわかるハイライトカラー
トータルでめっちゃ素敵です♪
やっぱりショートは肌馴染みが大切♪
実は素材的にはなかなかの難易度だった・・汗
ぶっちゃけると、実はそうなんです^^;
ビフォアー見てもらうとわかると思いますが、首元の髪の生え方がかなり特徴的で、横に広くベタっとくっついて生えてはるの
短くしすぎると肌が透けて見える毛束感が出せなくなるし、かといってそのままだとボテッと重たいままだし、そのさじ加減ってのが難しかったですね〜正直^^;
でも、現状での僕の全力フルパワーは出し切って、可愛くさせてもらいました(^^)
ゲストさんも喜んでくれてよかった〜♪
またお家でセットするときも、えり足や前髪、耳周りサイドなど毛先を意識してデザインしてくださいね(˶‾᷄ꈊ‾᷅˵ )
ってことで 今日はここまで!
最後まで見てくれて ありがとうございます♪♪