「パーマしたい」方へのお手紙#6・ブリーチした髪。。
パーマしたい方へのお手紙・6通目
なかなかの 長期連載になってきましたこのシリーズw
もちょいと 続きますよー
前のも復習しといてね♪
↓
今日のお題は「ブリーチした髪について」
「パーマをあてたい」と希望されるお客様で
この素材が いちばん厳しい。。
「ブリーチした髪」
正直 めっちゃ難しいんよ。。。汗)
それは
パーマしてきれいな状態で仕上がるのが難しいってことですよ。
僕たち理美容師の中でブリーチは
縮毛矯正と並ぶぐらい 髪に負担のかかる施術と言われてる。
ブリーチってどんなものか?
簡単に言うと
髪のメラニン色素を分解して
脱色(明るく)していくこと。
この時、明るくするためには
アルカリ性でアルカリ量も多く
phも高い薬剤を使用することに。
それに合わせて髪へのダメージも強くなります。。
強アルカリ、phにより キューティクルは剥がれ
間充物質が流れ出してしまう。
髪内部のタンパク質などが流れ出てしまうってことなんです。
通常のブラウンベースのアルカリカラーなんかより
ブリーチはダメージがでかい ってこと。
何回もブリーチした髪は
シャワーで濡らしただけで テロンテロンのビヨンビヨンに。。
中の物質がなくなり、キューティクルもボロボロになってしまうと、こうなってしまうんです。。
で パーマっていう技術は・・・
「髪の内部のタンパク質に作用して
変化を起こすもの」
です。
>髪の内部のタンパク質にパーマのお薬が働きかけ
>曲げたり伸ばしたり。
>するわけです。
>ですので
>髪のダメージがありすぎて 中身スッカスカだと
>薬剤が効くところが少ない。
>よって効果が出ない。形状も保てない。。
>てことになるわけです。
>残念ながら。。。
↑
「パーマしたい」方へのお手紙♪ から引用
そうなんです。。
ですので!
ブリーチをしたいな~♪
と思われてる、考えられてる方!
よーく考えて、してくださいね~
(^_^;)
先々のプランも考えて。
ここは、担当理美容師さんに相談してもらったらいいかと思います。
僕もブリーチを使うカラーをするときには
今後、パーマするのは難しくなる(ほぼ不可能)こと、それなりに傷むってことはしっかりと伝えてからやります。
まぁ こう言っておきながら
結構 できてしまうこともあったりするのですが。。
あ あまり期待させるとダメか・・・(^_^;)
この前も
講習の時のモデルさん。
サイドに部分的にがっつりブリーチ入ってて。
それをパーマ。。
薬剤選定から施術やらなにから すっごく神経使って
結果 きれいにパーマ出ましたけどw
まぁ 次はないでしょうけどね。。(爆)
それぐらい やってみないと分からない~(^_^;)
て感じです。 正直。
そして
繰り返しの同じ技術は
前回と同じようにはいかない!
ってのも肝に銘じておいてください(^_^;)
すればするほど髪には負担かかるのは事実なんでね。
パーマもしたい!って方は、リタッチカラーか部分的にがおすすめ
この時のように 部分的に少ない範囲でのブリーチだったら
ちょっと可能性上がるとは思います。
パーマが綺麗に表現できる可能性ね。
なので どうしても!ってときは ご一考ください。
セクションカラー(部分的なカラー)やハイライトなど、ブリーチの範囲が少ないものをね。
おしゃれで、負担が少なく、パーマに影響する範囲が少ない。
これだと可能性上がります♪
このように
パーマをするその時の技術。それはもちろん大事ですが、
もっと大事なのは
それまでの素材の創り方。
髪の管理の仕方。
やと思います。
これにはお客様のご協力も不可欠なんでw
よろしくお願いします。
※最近は、ブリーチを使ったダブルカラーやビビッドなカラーも人気で増えてきてるので、もし、その状態でも簡単にパーマってできるんでしょ♪ と思われてる方がいれば、安易にパーマして大失敗。。っていうことも考えられるので、予防の意味も込めてブログにしてみました。
僕自身も肝に命じてますが、理美容師さんも髪の診断、履歴の確認をしっかりと、そして無理な時はお断りする、止める勇気も必要だと思ってもらえれば幸いです。
もしもしたくなった時の 参考にしてください(^^)
ってことで 今日はここまで!
最後まで見てくれて ありがとうございます♪
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